【フロリダ州セントピーターズバーグ14日(日本時間15日)発】米WWE・NXTの「NXTテイクオーバー:ベンジェンス・デイ」が配信され、NXT女子王者で〝暗黒の逸女〟こと紫雷イオ(30)は、トニー・ストーム(25)、メルセデス・マルチネス(40)とのトリプルスレッド王座戦を制して、王座防衛に成功した。
昨年度のNXT最優秀選手&最優秀女子選手賞に輝いたイオにとっては、今回が2021年最初の防衛戦。トリプルスレッド戦は、昨年6月に女王様ことシャーロット・フレアー(34)と元NXT女子王者リア・リプリー(24)との一戦で王座を奪っているだけに、得意中の得意となる試合形式だ。
開始からダッシュしたイオはマルチネスにランニングキック、前哨戦でヒップアタックでKOされたライバル・トニーにはクロスフェースロックを決める。さらにはマルチネスに619、最上段からのダイビングフットスタンプを決めた。
ここで逸女はまさかの攻撃に出る。照明塔に上るや高さ5メートルの位置からダイビングボディーアタックで敵軍をまとめて蹴ちらしたのだ。
フィニッシュも頭脳的だった。トニーがコーナー最上段からのフライングヘッドバットをマルチネスに決めてカバーに入るや、イオはコーナーから鮮やかなムーンサルト一撃。そのままトニーを排除して、ダメージの深いマルチネスを押さえ込んで3カウントを奪った。