日本の南にある低気圧が急速に発達しながら北東へ進み、きょう午後には伊豆諸島付近、夜には三陸沖へ進む見込み。東北の太平洋側は夕方以降、活発な雨雲がかかる予想で、暴風となるおそれがある。暴風による交通障害、建物への被害、高波に警戒すると共に、地震で地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水などにも注意・警戒が必要だ。
大雨のおそれ
東日本の太平洋側は、きょう昼過ぎにかけて、東北南部の太平洋側はきょう昼過ぎから夜遅くにかけて、局地的に激しい雨の降るおそれがある。落雷や突風、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒だ。とくに、地震の揺れが大きかった地域は、地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、なだれに注意・警戒が必要となる。
暴風警戒 高潮による浸水も
低気圧の接近や発達により、東・北日本は今後さらに海上を中心に風が強まる見込み。東北南部の太平洋側は、きょう夕方からあす16日(火)昼前にかけて、暴風による交通障害、建物への被害、高波に警戒が必要だ。
また、東・北日本は潮位が高くなる所がある見込み。とくに北日本では16日(火)未明から朝にかけて、高潮および高潮と重なり合った波浪による浸水に警戒が必要だ。
16日(火)暴風雪と気温低下
きょう15日(月)は全国的に気温が高く、今夜は北海道でも雨の降る所がある見込み。ただし、あすにかけて16日(火)は気温が下がり、北日本は日本海側を中心に見通しが効かないくらいの猛ふぶきとなる所がある。吹きだまりによる交通障害、暴風、うねりを伴った高波に警戒が必要だ。
東北南部でも、山沿いを中心に雪が降り、西寄りの風が強い見込み。きょうと比べて大幅に気温が下がるため、寒さへの備えも必要となる。
(気象予報士・高橋和也)