大相撲3月場所(3月14日初日、東京・両国国技館)に向けて大関朝乃山(26=高砂)が15日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。若い衆のぶつかり稽古に胸を出し、幕下力士と相撲を20番取って17勝3敗。体に切れが出てきたようだが「まだまだ。相手が幕下なので」と語った。
朝乃山は相撲内容について「幅を広げないといけない。まずは稽古場でやってみて。それをものにしてもいいし。相手によって変えていかないといけない」と話す。また、稽古では壁に手をついて左右交互に足を上げる動作を取り入れた。初場所前には行っていなかったが「体を丸くしようと。たって上体が起きちゃうところがある。体が大きいと伸びてしまう。それで前傾姿勢にしようと。体を前に倒せるように」と意図を説明した。
前日14日のバレンタインデーは「20個ぐらいいただきました」とチョコレートの数を明かし「手作りだったり、デパート行って買ってくださったり、郵送にもお金がかかる。すごくうれしいです」と感謝を述べた。
20日から国技館内の相撲教習所で行われる合同稽古に参加予定の大関は「しっかり(相撲を)取れるようにしていきたい」と気を引き締めた。