新米・ルーニー監督に恩師ファーガソン氏から〝重厚〟なプレゼント

現役引退し監督となったルーニー氏(ロイター)

元イングランド代表のエースFWで現在は同国2部ダービーを率いるウェイン・ルーニー監督(35)が、恩師である名将から〝虎の巻〟を伝授された。

ルーニー監督は現役時代に、マンチェスター・ユナイテッドで常勝軍団を築き〝サー〟の称号も持つ伝説の名将アレックス・ファーガソン元監督(79)と師弟関係にあったが、自身が指導者となった現在も強い絆は変わらないようだ。

英メディア「スポーツバイブル」は「ファーガソン卿が、監督としてのルーニーを手助けするために非常に感動的なプレゼントを贈った」と報じた。

同メディアによると、レスターなどを率いたナイジェル・ピアソン氏(57)が「今週ファーガソン卿が、ルーニーに『ザ・ワールド・アット・ウォーTV』を贈ったと聞いた。これは非常に感動的で正確な歴史テレビシリーズだ」と明かした。
同シリーズは、1973~74年にかけて放映された第二次世界大戦の出来事を記録した英国のテレビドキュメンタリーシリーズで26話で構成されている。制作費用に90万ポンド(当時のレートで約6億3000万円)と高額だったことでも知られる。

なぜこのシリーズを贈ったかというと「ファーガソン氏は以前から戦争で起きた事柄の重要性や、戦争体験者から人を変える方法について話していた」と同メディアは説明。名将は戦争という史実から功罪様々なことを学ぶことで、組織のマネージメント論に通じると考えているようだ。

「ルーニーはファーガソン卿にアドバイスを求めており、いくつかの貴重なヒントを密かに共有している」と同メディア。名将の〝門下生〟として、ルーニー監督は指導者としても成功できるか。

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