【新日本】2冠王者・飯伏 内藤発言に混乱「何を言っているのか本当に分からない」

内藤(下)をグラウンドで制し、余裕の表情の飯伏

新日本プロレス15日の後楽園ホール大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が15日、次期IC挑戦者・内藤哲也(38)の発言に反発した。

飯伏は28日大阪城ホール大会で内藤とのIC王座V3戦を控える。この日の後楽園大会では永田裕志(52)と組み内藤、鷹木信悟(38)組と対戦。内藤にハイキック、その場飛びムーンサルトプレスを決めるなど軽快な動きで好調をアピールした。だが、カウンターの低空ドロップキックを浴びると、最後は孤立した永田が内藤のデスティーノに沈められ勝利を逃した。

挑戦者の内藤は「2冠統一阻止」を目論み、今回はあえてIC単体に挑戦してくる。前日14日後楽園大会ではIWGPではなくICを選んだ理由のひとつとして「IWGPへの敬意」を口にした上で、2冠王者時代の経験から仮にIC王座奪取に成功した場合は挑戦者が現れないと予測。そうなった場合はICを返上して歴史に終止符を打つと青写真を語っていた。

これを受け、飯伏は「僕には全く理解ができない。何を言っているのか本当に分からなくて、本当に教えてほしい。ICを守りたいのか? 壊したいのか? なぜ壊したいのか? なぜICだけをかけて、なぜICを取って、壊したいのかを聞きたいんです。だったら、2つ取って、1つを手放せばいい話じゃないですか?」と矢継ぎ早に疑問を口に。最後は「僕は2つとも守りたい。本当に。だからこれを1つにしたい」と、2本のベルトを抱きしめ統一への強い意志を示していた。

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