プロ野球解説者・山本昌が語った「自身のセカンドキャリア」

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東海ラジオ『ドラゴンズステーション』(月～金17:15～19:00)2月9日のコメンテーター山本昌氏が、自身のセカンドキャリア（引退後の仕事）について語った。引退前から複数の事務所からオファーがあり、現在、スポーツコメンテーター、プロ野球解説者として、テレビ・ラジオなどで活躍し、講演会も数多くこなす山本氏だが。

山本氏は「（高校卒業後）ドラゴンズにドラフト5位で入団し、5年目までは全く日の目を見なかった。あの頃は、クビになったら実家に帰って、勉強して大学へ行こう。大学へ行って学校の先生になろう。先生になって野球の指導がしたいと思っていた」と振り返った。

そして、40歳ぐらいまで現役を続けたときに「引退後も、何かあるだろう。野球に関係ある仕事に携わっていけるかな」と思えるようになったという。しかし、現役時代は常に「引退が怖かった」そうだ。「野球をやっているときが一番楽だった。練習はきついが、何をやればいいかわかっていた。引退すると全く白紙で、どうなるかわからない。それで現役にしがみついていた部分もある」と明かした。

長く現役を続け、引退後も、プロ野球解説者、スポーツコメンテーターとして、テレビ・ラジオなどで活躍し、また、講演会も数多くこなす山本氏。「セカンドキャリアについては自分は恵まれている」とした上で、今後については「経験を後輩たちに伝えていく必要があると思う。いつかドラゴンズのユニホームを着る機会がくればと思っているが、チャンスがないんだよ。オファーがこない」と嘆き、アピールした。

山本氏はセカンドキャリアも順調だが、しかし、引退後、野球に関係する仕事に就ける選手はごくわずか。プロ野球選手の引退後のセカンドキャリアについて山本氏は「野球だけをやってきた人ばかりなので、誰かのサポートを受けたりすることは必要。選手会も応援しているし、ドラゴンズも昔から、頑張っていた選手を積極的に雇用してきた」と話した。

そして「野球選手は、最初に契約金をいただいて、華やかな世界に身を置くことになる。しかし、突然、クビを言い渡される世界でもある。野球がすべてではないし、引退後の人生は長い」と続けた。

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