動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」のフォロワー（視聴者）が100万人を超える見込みとなった長崎バイオパーク（長崎県西海市西彼町）は「世界カバの日」の2月15日、カバの様子を生中継した。
バイオパークは1994年、カバの人工哺育に国内で初めて成功した園として知られ、現在3頭を飼育。動画サイトではカバがスイカをまるごと食べる動画が人気を集めている。
この日は伊藤雅男副園長（59）とカバ担当1年目の春岡俊彦さん（24）が生態を解説。時報に合わせて鳴く姿や、歯が40本あるという口の中を動画で紹介した。
TikTokの運営会社によると、同園のフォロワーは約98万4千人で日本の動物園に限れば1位という。海外からの視聴も多く、同社は「動物の魅力は言葉がなくても伝わる上に、コロナ禍の中、バーチャルな動物園として楽しまれているのでは」と分析している。
同園は「来園が難しい中でもSNSを通じて、皆さんとよい関係を築いていければ」としている。
