ツインズが先発右腕・シューメイカーと1年200万ドルで契約合意

日本時間2月16日、ツインズがブルージェイズからフリーエージェントとなっていた先発右腕マット・シューメイカーと1年200万ドルで合意したことが明らかになった。最大25万ドルの出来高が設けられているという。ツインズは前田健太とホゼ・ベリオスを筆頭に先発ローテーション5枠のうち4番手までの顔ぶれは固まっており、シューメイカーはランディ・ドブナックやその他の若手投手とともに先発5番手の座を争うことが予想されている。

現在34歳のシューメイカーは2013年にエンゼルスでメジャーデビューし、メジャー2年目の2014年には規定投球回不足ながら16勝4敗、防御率3.04の好成績をマークして新人王投票で2位にランクイン。しかし、故障が非常に多く、2ケタ勝利はこの1度のみで、規定投球回をクリアしたシーズンは1度もない(2016年の160イニングが自己最多)。

過去2年間はブルージェイズでプレーしたが、2019年は左膝前十字靭帯断裂の重傷を負って5試合しか投げられず、昨季も右肩の炎症で戦列を離れたため、レギュラーシーズンの登板は6試合だけ。ただし、レイズとのワイルドカード・シリーズでは第1戦の先発を任され、3イニングを2安打無失点に抑える好投で、与えられた役割をしっかり果たした。

今季のツインズの先発ローテーションは、前田、ベリオス、マイケル・ピネイダ、J・A・ハップで4番手までは確定しており、シューメイカーは昨季10先発で6勝を挙げたドブナックと5番手の座を争う見込み。ドブナックのほかにも、デビン・スメルツァーやルイス・ソープといった若手投手が虎視眈々と先発の座を狙っており、ジョーダン・バラゾビックやヨアン・デュランといったプロスペクトも控えている。

現時点ではシューメイカーが先発5番手の最有力候補とみられており、故障なくスプリング・トレーニングを過ごし、1年間健康にプレーできるかどうかがポイントとなりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.