路面電車、単線で結び環状化へ 岡山市 新市民会館周辺の概要発表

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 岡山市は16日、路面電車の延伸・環状化計画で、新市民会館(同市北区表町)周辺の約600メートル区間の事業概要を明らかにした。清輝橋線・大雲寺前(同所)と東山線・西大寺町(同京橋町)の両電停間を単線で結んで環状化する。大雲寺―新京橋西の国道250号では北側の歩道のすぐそばに軌道を敷くサイドリザベーション方式を採用する。

 延伸区間は一方通行となる。国道250号は交通量が多いため、車線を減らさずに済む単線とした。軌道は幅3メートルで、中央分離帯の縮小などで対応する。新市民会館前には電停を新設。サイドリザベーション方式は乗り降りの際に車線を横切る必要がなく、利用客の安全性が高いとしている。JR岡山駅前発着の新路線を運行させ、1日約3千人の利用を見込む。概算事業費は約9億円。

 市議会都市・環境委員会で報告した。市は2021年度一般会計当初予算案に調査費用500万円を計上している。

 新市民会館は23年夏ごろの開業予定だが、延伸区間の完成時期は未定。運行事業者と費用負担割合や運行計画などを協議した後に着工する。

 市は20年2月に延伸・環状化候補の8ルートを示した計画を策定。優先度が高い順に短期、中期、長期に分類し、新市民会館周辺は唯一、短期に位置付けた。

路面電車の延伸・環状化に向けて事業概要が示された新市民会館周辺