【新型コロナ】川崎の「じもと応援券」第2弾販売へ プレミアム率は10%下げ

「川崎じもと応援券」第1弾の商品券。上を向くドラえもんがデザインされた(川崎市提供)

 川崎市は16日、コロナ禍で苦境に陥る市内の中小事業者を支援するプレミアム付き商品券「川崎じもと応援券」の第2弾を50万冊販売すると発表した。昨年販売の第1弾に比べプレミアム率を10%下げ、幅広い業種での経済効果を狙う。申し込み開始は4月中旬の予定で、詳細は3月下旬に決定するという。

 第2弾は、1冊1万円に1万2千円分の商品券がつづられる。総額は60億円。利用は7月上旬から年内の予定で市内在住、在勤、在学者が購入可能。公平性を担保するため1人5冊までとし、ホームページやはがきで受け付け、申し込み多数の場合は市民を優先に抽選する。第1弾の1次、2次販売では指定店舗での購入が必要だったが、今回は対象者に請求書を送付、入金確認後に郵送するため外出せず購入できる。

 1冊1万3千円分だった第1弾に比べプレミアム率を下げたことについて、福田紀彦市長は同日の会見で「財政が厳しい中で事業効果を得るため、発行冊数を増やす」と説明。再販を望む声も多く寄せられ、切れ目のない経済対策として販売を決めたという。
同事業は開会中の市議会第1回定例会に2020年度一般会計補正予算案として今後提案される。

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