【K―1】野杁正明が強気のKO予告「プライチュンポンの分析、バッチリです」

練習を公開した野杁正明(右)(C)K-1

立ち技格闘技イベント「K―1」の年間最大ベント「’KFESTA.4 Day.2」(3月28日、東京・日本武道館)でプライチュンポン・ソーシーソムポン(30=タイ)と対戦する野杁正明(27)が強気のKO予告だ。

16日に神奈川・相模原市内で練習を公開し、パンチのミット打ちで軽快な動きを披露。「(コンディションは)特に変わらず、いつも通りですね。良くもなく悪くもなく、いい感じで追い込めてきてるんで。こっからどんどん仕上げていく感じです」と語った。

今回で4年目を迎える「’KFESTA」は4連続出場。ビッグマッチを前にしても一切、気負いはない。「連続で出させてもらってますけど、特別な大会とはとらえてないですね。どの試合も、どの会場も大事だと思ってますし。僕の格闘技人生の中の、あくまでも一つの試合です。今年は大会が2か月スライドになりましたが、影響はなかったです」

対戦相手のプライチュンポンは、中国やタイのMAXムエタイで活躍し、外国人選手に慣れている。厄介なタイプにも見えるが、野杁は「分析は、もうバッチリです」ときっぱり。「タフはタフだと思うんですけど、気持ちを折っちゃえば倒せると思うんで。脳を揺らすよりも、気持ちを折って倒してやろうかなと。見ていて『面白い』『スカッとした』と思うのはやっぱりKO。僕も観客として見るなら、判定で完封するよりはKOですよ。やっぱりトップを目指すなら倒さないと意味がないと思います」と豪語した。

2018年8月にスーパーライト級のベルトを返上し、ウエルター級に転向した。もちろん目標はぶれていない。「今年こそタイトルに挑戦して、2階級制覇したいです。3月28日はいろんな試合があって、僕はここ最近KOができてないんで、今回は倒し切る。そこを楽しみに見ていてください」と予告した男が、難攻不落のムエタイ戦士を打ち砕く。

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