阪神・秋山 先頭弾許すも3回1失点 変化を「小さくして」カットボール活用で好投

阪神・秋山

昨季、チーム最多の11勝を挙げた阪神・秋山拓巳投手(29)が16日の練習試合・楽天戦(宜野座)に対外試合に初登板初先発した。初回「追い込んでから2球、投げミスした」と楽天・辰己に左翼席に先頭打者本塁打を被弾して出はなをくじかれたが、その後は落ち着いて3回までを2安打、被弾の最少失点で投げ切った。

降板後の右腕は、キャンプ中盤、疲労感のあるなかでも「(曲がりを)小さくして」と持ち球のカットボールの改良をテーマに真っすぐを狙い打ちにきた打者の芯を外しながら、フライアウトを5つ奪ったことを収穫に挙げた。

並行してオフから今キャンプまで一貫して、直球の平均球速アップにも力を入れている。この日は直球の平均球速は130キロ台後半にとどまった。「バッターの手元で勝負するタイプではあるので、まずはそこ(球質)を第一条件に考えつつ、スピードのほうも上げていきたい」とさらなる球速アップを視野に入れていた。

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