ブリュワーズがB・アンダーソンと1年250万ドルで再契約へ

日本時間2月17日、ブリュワーズが自軍からフリーエージェントとなった先発左腕ブレット・アンダーソンと1年250万ドルで再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。「ESPN」のジェフ・パッサンによると、最大100万ドルの出来高が設けられているようだ。ブリュワーズの先発ローテーションは右腕偏重のため、3度の2ケタ勝利を含む通算63勝の実績を誇るアンダーソンは左右のバランスを改善する存在となりそうだ。

現在33歳のアンダーソンは昨季ブリュワーズで10試合に先発して4勝4敗、防御率4.21を記録。12年間のメジャー生活で規定投球回をクリアしたシーズンは3度しかないが、その3シーズンはすべて2ケタ勝利を記録しており、2019年にはアスレチックスで自己最多の13勝をマークした。奪三振率が低く、シンカー主体の打たせて取るピッチングでゴロを量産するのが特徴である。

今季のブリュワーズはブランドン・ウッドラフとコービン・バーンズの2本柱に加え、ジョシュ・リンドブロム、エイドリアン・ハウザー、エリック・ラウアー、フレディ・ペラルタ、ブレント・スーターらが先発候補となっているが、左腕は若手のラウアーとリリーフ兼任のスーターの2人だけ。先発1~4番手に予定されている4人はいずれも右腕であり、アンダーソンはチームにとって貴重な先発左腕となる。

なお、ブリュワーズはブルージェイズからノンテンダーFAとなっていたトラビス・ショウとマイナー契約で合意したことも報じられている。現在30歳のショウは2017~19年にブリュワーズでプレーし、2017年から2年連続で30本以上の本塁打を放つなど活躍。2年ぶりの古巣復帰ということになる。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、メジャーへ昇格した場合の年俸は150万ドルで、最大150万ドルの出来高のほか、3月15日にオプトアウト(契約破棄)できる条項も盛り込まれているようだ。

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