韓国女子バレー〝いじめ問題〟日本にも影響 「利益得る」と中国報道

韓国女子バレーボール代表の双子エースが中学時代の陰湿いじめを告発され、代表から無期限追放の処分を受けた。五輪で3度の優勝を誇り、女子バレー人気が高い中国でも多く報道され、「2人の追放で日本が利益を得る」と複数の記事が報じている。

追放処分となった韓国代表の李在英(イ・ジェヨン=24)と李多英(イ・ダヨン=24)の双子姉妹は、東京五輪の出場権獲得に大きく貢献した主力選手。中国・新浪体育は「厳しすぎる処罰。李姉妹は東京五輪アウト」という記事を掲載。「今回の問題は東京五輪で連覇を狙う中国女子バレー界にも警鐘を鳴らした。選手たちに心理指導などを施す必要がある」と記すと同時に「李姉妹の不在で、韓国は東京五輪で戦力が確実に低下。利益を被るのは同じ予選A組の日本」と日本への影響にも触れた。

また「李姉妹の追放で東京五輪日本の4強入りも見えた」という記事でも、韓国の弱体化をふまえ、予選A組と決勝トーナメントの行方を予測し、日本にはプラスに働くとした。

李姉妹は華やかなルックスもあり、テレビ番組などにも登場していたが、過去のいじめが発覚。韓国国内で怒りが沸き起こり、韓国バレーボール協会は、東京五輪を控えながら主力追放という厳しい処分を決めた。

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