巨人・小林がドラ1・平内を絶賛! 「大きな課題は正直見つからなかった」

広島戦でバッテリーを組んだ平内(左)と小林

即戦力ルーキーの快投に太鼓判を押した。巨人の小林誠司捕手(31)が17日、初の対外試合となる広島との練習試合(那覇)に「7番・捕手」で先発出場。この日先発したドラフト1位ルーキー・平内龍太投手(22=亜大)の女房役を務めた。

この日が平内との初バッテリーとなったが、広島打線を相手に3回1安打無失点の3奪三振と、冷静なリードが光った。「1イニング目から物怖じしないな、と言う印象でしたし、自分が持ってる力をしっかり出してくれた。球自体も全然悪くなかったですし、すごい良い球が来ていた」と、ルーキーを手放しに誉めた。

1年目ながら完成度の高い投球内容に小林も「あんまり大きな課題と言うのは正直見つからなかった」と思わずうなった。それでも〝ドラ1の先輩〟として、的確なアドバイスを送ることも忘れなかった。「細かいことを言えば、自分がカウント有利なときに、もっと楽なピッチングをしていければ。(1年間で)先発1人あたり25登板は回ってくると思うので、全部が全部、一生懸命投げるわけにもいかないので。余裕をもってマウンドに上がれるようになれれば、もっといい投手になるんじゃないかなと思います」。

相性の良さも垣間見えた実り多き一戦。正捕手復帰を目指す小林にとっても、期待の新人右腕とともに飛躍が望まれる1年となりそうだ。

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