ドラァグクイーンのド派手な葬儀 歌とダンスで仲間を追悼 母親は困惑 「ステージ・マザー」本編映像

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愛する息⼦の遺したつぶれかけのゲイバーを再建しようとする母親を描いた映画「ステージ・マザー」から、本編映像が公開となった。

公開されたのは、ドラァグクイーンだったリッキーの葬式のシーン。息⼦・リッキーの葬式に、母親のメイベリンがテキサスの⽚⽥舎から駆けつける。リッキーのドラァグマザーだったという聖職者が、「リッキーが愛したのは愛したのはあふれるほどの喜びと笑い、そしてセックス、酒、ドラッグでした」と追悼の言葉を述べ、メイベリンは戸惑う姿を見せる。さらに、現れたリッキーの仲間のドラァグクイーンたちが、「あなたの愛なしでは⽣きられない」と歌い踊り始めると、次第に周りの⼈たちもノリノリになる。そんな⼀⾵変わった葬式に、メイベリンはさらに困惑する。

戸惑う姿を見せる母親のメイベリンについてトム・フィッツジェラルド監督は、「メイベリンとは『欲望という名の電⾞』のブランチ・デュボアと『ジプシー』のママ・ローズを掛け合わせたような、深い後悔と同時に楽しい⾃分探しの旅をしているキャラクターだ。ただし、今回はとても魅惑的で怪しげなドラァグクイーンの世界に魅了されるという役柄だ」と解説している。

「ステージ・マザー」は、テキサスに住むごく普通の主婦だったメイベリンが、ドラァグクイーンだった息⼦の死によって、息子が経営していたゲイバーを相続することになる物語。息⼦が⽣きているときにはわかり合えなかった後悔をバネに、息子が⾃分らしく⽣きた街で、メイベリンもまた⾃分らしさや⽣きることを⾒つめ直す。メイベリンを演じているのは、「世界にひとつのプレイブック」などのジャッキー・ウィーヴァー。「チャーリーズ・エンジェル」シリーズなどのルーシー・リューらが共演している。

ステージ・マザー
2021年2月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
配給:リージェンツ
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