【新日本】〝最年長〟永田が急きょ実現のSANADAとの一騎打ちに撃沈「まだまだ立ち上がる」

スカルエンドで永田を攻めるSANADA

新日本プロレス17日の後楽園大会で、永田裕志(52)がSANADA(33)とのシングルマッチにスクランブル出撃。ラウンディングボディープレスに沈められた。

永田はこの日、飯伏幸太(38)と組み内藤哲也(38)、SANADA組とのタッグマッチに出場予定だった。だが内藤が右ヒザ負傷のため欠場となりカードが変更。2011年に全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」優勝決定戦で戦って以来となるSANADAとの10年ぶりの一騎打ちが決まった。

足への一点集中攻撃を受けた永田は、強烈なキックで反撃。ナガタロックⅡ、エクスプロイダーと得意技を連発していく。さらにスタンディングの飛龍裸絞めを切り抜け垂直落下式ブレーンバスターを発射したが、必殺のバックドロップは空中で体を入れ替えられ、決めることができない。

セカンドロープからバク宙の要領でSkull End(変型飛龍裸絞め)に捕らえられると一気に失速。最後は月面水爆で圧殺され3カウントを奪われた。

十年一昔、今や新日本のトップレスラーとなったSANADAの成長を肌で感じる結果となった。それでも永田は「急に決まったカードだけど、ちょうどよかったよ。どうせ対戦するならシングルが欲しかった。でも気持ちは負けてない。まだまだ立ち上がる。立ち上がるのは得意なんで。現状からまた天に昇ればいいだけのこと。まだまだギブアップしない」とキッパリ。さすがに天に昇られてしまっては困るが、遠ざかっているベルト戦線再進出へ衰えぬ闘志をのぞかせた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社