中学の35人学級検討答弁に勇気頂けたと文科相

 萩生田光一文部科学大臣は16日の記者会見で、菅義偉総理が国会答弁で中学においての「35人学級」へ検討する考えを述べたのを受け「勇気を頂けた答弁だった」と語った。

 萩生田大臣は「来年度から始まる小学校での35人学級を検証しながら有効性について発信し、できる限り早い時期に中学校での35人学級を目指していきたい」と早期の実現を目指す考えを示した。

 菅総理は15日の衆院予算委員会で日本共産党の畑野君枝議員の質問に答え、小学校での35人学級の教育効果を検証しながら「(中学校においても)望ましい指導体制の在り方をしっかり検討していきたい」と、中学校での35人学級導入へ検討する考えを明確にした。

 日本共産党の志位和夫委員長はSNSで「共産・畑野議員『小学校にとどまらず、中学校でも35人学級に進むべきだ』 首相『引き続きしっかり検討していきたい』 畑野『検討対象に中学校も入るのか』 首相『中学校を念頭に申し上げた』 と初めての明言」と15日の衆院予算委員会での総理と畑野議員のやり取りの一部を紹介し、35人学級へ早期に踏み出すよう期待を寄せた。(編集担当:森高龍二)

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