タティスJr.が14年3億4000万ドルで契約延長 米記者が伝える

日本時間2月18日、パドレスが若きスター遊撃手のフェルナンド・タティスJr.と契約延長で合意したことが明らかになった。「FanSided」のロバート・マレーは14年3億4000万ドルという巨額の契約であることを伝えている。2019年3月に20歳でメジャーデビューしたタティスJr.は現在22歳であり、14年契約が終了した時点でもまだ35歳。まだ100試合以上プレーしたシーズンはないものの、パドレスからの期待の大きさがうかがえるビッグな契約となった。

タティスJr.はメジャー2年目の昨季、59試合に出場して打率.277、17本塁打、45打点、11盗塁、OPS.937を記録。シルバースラッガー賞を初受賞し、「オールMLB」のファースト・チームにも初選出されたほか、MVP投票では4位にランクインした。メジャー1年目の2019年は故障の影響で84試合の出場にとどまったが、打率.317、22本塁打、53打点、16盗塁、OPS.969をマークし、新人王投票3位に名を連ねている。

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、今回の契約のなかには1000万ドルを超えるサインボーナスのほか、全球団に対するトレード拒否権が含まれているという。ブレーブスの若きスター外野手、ロナルド・アクーニャJr.が8年1億ドルで契約を延長したことを考えると、今回の14年3億4000万ドルという契約は破格の条件と言える。

人気テレビゲーム「MLB The Show」のカバーに最年少で抜擢されるなど、球界を代表するスーパースターへの階段を着実に上がっているタティスJr.は、これで球界屈指の超大型契約を手にすることになった。名実ともに球界を代表するスーパースターとなるためには、あとはフルシーズンの大活躍で実力を証明するだけ。今季終了後には2020年代のメジャーリーグを牽引するスーパースターが誕生しているかもしれない。

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