【欧州CL】ユーべがポルトに初黒星 好機に空振りのCロナは疫病神のまま…

C・ロナウドはノーゴールだった(ロイター)

【ポルトガル・ポルト発】欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦(17日=日本時間18日)、ユベントス(イタリア)はアウェーでポルト(ポルトガル)に1―2と敗戦した。ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)にとってはポルトは過去1度しか勝利していない“鬼門”とあってチームの足を引っ張った格好だ。

9シーズン連続で決勝トーナメントに進出したユベントスが敵地でまさかの初黒星を喫した。開始1分、ユベントスは自陣ゴール前でDFのパスミスを奪われて先制を許すと、ポルトに5バックでゴール前を固められて攻めあぐねた。エースのC・ロナウドも相手の激しいチャージにイラつくなど、見せ場はほとんどなかった。

後半も開始早々に失点し、苦しい展開に追い込まれる。37分にMFフェデリコ・キエーザ(23)がゴールを決めて1点差に詰め寄ったものの、39分にC・ロナウドがゴール前の好機でまさかの空振り。アディショナルタイムには、ペナルティーエリア内で倒され、PKを猛アピールするもファウルの判定は下されず、そのまま1―2で敗戦となった。

ユベントスにとっては過去5戦負けなし(4勝1分け)の相手に初黒星という屈辱になったが、チームの足を引っ張ったのはエースだったようだ。C・ロナウドはスポルティング(ポルトガル)時代に2回、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)時代に4回の計6回、ポルトと対戦しているが、勝利したのは1度だけ。しかも、敵の本拠地ドラゴンスタジアムでゴールを挙げたのは1度しかない相性最悪の“鬼門”なのだ。

試合前、C・ロナウドは「重要な試合であり、決勝までの長い道のりの始まりになる。勝利のために100%試合に集中する」とコメントしたが、キャリア763ゴールを誇る世界屈指のストライカーにも苦手があったのは意外だ。ホームで戦う第2戦(3月9日=同10日)で巻き返せるだろうか。

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