⼟屋アンナ「⼈は皆平等に⽣きる権利がある」 滝藤賢⼀、萬⽥久⼦からも 「ステージ・マザー」鑑賞コメント

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愛する息⼦の遺したつぶれかけのゲイバーを再建しようとする母親を描いた映画「ステージ・マザー」を鑑賞した、著名人によるコメントが公開となった。

モデル・女優・歌手の土屋アンナは、「まだまだ世の中には⾃分の価値観を他⼈に押し付ける⼈が多い、それにより多くの差別が⽣まれ沢⼭の⼈が苦しんでいる。⼈は皆平等に⽣きる権利がある。⾃分の⼤切な⼈達が世間から疎外された時あなたはどうするか… この映画はその答えを教えてくれます」と、差別の問題とからめてコメント。俳優の滝藤賢一は、「このご時世だからこそ沁みるなぁ。うんうん、今観たいのは救いのない作品よりハッピーエンドなんだな」とコメントしている。

「ステージ・マザー」は、テキサスに住むごく普通の主婦だったメイベリンが、ドラァグクイーンだった息⼦の死によって、息子が経営していたゲイバーを相続することになる物語。息⼦が⽣きているときにはわかり合えなかった後悔をバネに、息子が⾃分らしく⽣きた街で、メイベリンもまた⾃分らしさや⽣きることを⾒つめ直す。メイベリンを演じているのは、「世界にひとつのプレイブック」などのジャッキー・ウィーヴァー。「チャーリーズ・エンジェル」シリーズなどのルーシー・リューらが共演している。

【コメント】

■⼟屋アンナ(モデル、⼥優、歌⼿)
まだまだ世の中には⾃分の価値観を他⼈に押し付ける⼈が多い、
それにより多くの差別が⽣まれ沢⼭の⼈が苦しんでいる。
⼈は皆平等に⽣きる権利がある。
⾃分の⼤切な⼈達が世間から疎外された時あなたはどうするか…
この映画はその答えを教えてくれます。

■⼩堺⼀機
ジェンダーをテーマにしながらも、全ての偏⾒、差別は他者を責めるのではなく、
⾃分を⾒つめ直す事だとママは⾃ら教えてくれた.⾃分を⾒つめられない⼈は他者も⾒つめられない。
ラスト、ママのステージに襟を正した!
ありがとう!ステージ・マザー!

■滝藤賢⼀(俳優)
温かいなぁ、ほっこりするなぁ、
このご時世だからこそ沁みるなぁ。
うんうん、今観たいのは救いのない作品よりハッピーエンドなんだな。
⼈⽣を楽しめるかどうかは⾃分次第。
問われてるなぁ。
後悔のない⼈⽣を送りたいものです。

■ロバートキャンベル(⽇本⽂学研究者)
疎遠の息⼦から相続したしけたゲイバー。ふたを開けて⾒ると、お⺟さん⾃⾝が⼈⽣の路ばたに落としてきた本物の笑いと涙と⼈の「花」がいっぱい。
ジャッキー・ウィーヴァーの演技の旨いこと。⽩いドレスのフィナーレ、クイーンたちの⼿の温もりに胸を打たれた。

■岩井志⿇⼦(作家)
個性的すぎる⼈、カッコよすぎる⼈、堂々たる少数派、そのきらびやかな洪⽔に圧倒された後、
結局は⼀番スゴいのは普通のオバサンではないか、と思うに⾄り、
私も普通のオバサンとして⽣き抜こう!!と励まされた。

■天道清貴(シンガーソングライター)
アメリカに住んでいた時、親とは何年も会わずに独り暮らしをしている友達がいました。教会で同性愛を否定されたことがありました。
セクシュアリティのことだけで、家族や周りの⼈と疎遠になってしまうのはなんて悲しいことでしょう。
最愛の息⼦を失ったメイベリンの溢れ出す愛が、そんな⼈々の脆さや弱さを包み込み、⾃分⾃⾝を受け⼊れ、愛する⼒になっていく。
「ステージ・マザー」は固定概念を笑い⾶ばし、⼼の中にある本当の想いを⾒つめるきっかけになるはず。
こうじゃなきゃいけないなんてことは何⼀つない!

■志茂⽥景樹(作家、よい⼦に読み聞かせ隊隊⻑)
僕の⽬から鱗がはじけて宙を舞った。⽂句なしに秀逸娯楽作です。
社会の深層に横たわる根強い偏⾒を超え、⼈間性が裸でぶつかりあって⽣まれるパワーの凄さを思い知らされた。

■横澤夏⼦(お笑い芸⼈)
⼤きな愛に包まれて涙が溢れました…が、涙以上にパワーがもらえました!
なんてなんてなんて⼤きな愛なんだ!⼼にとめておきたい場⾯は⼭ほどあるのに
リズミカルに進んでゆくストーリーがとても⼼地良いー!!
今⽇はあの曲を聴きながら寝よう、ずっと浸っていたい世界を⾒つけました。

■萬⽥久⼦(⼥優)
『愛』という⾎液が流れていれば素敵な着地点が⾒つかる♡
迷ってもイイ!流されても⼤丈夫!
つまずいたって平気!
愛の献⾎をありがとう♡
I want to go PANDRA・BOX!!

■⽵中直⼈(俳優、映画監督)
主⼈公を演じるジャッキー・ウィーヴァーから⽬が離せない!なんと73歳!なんてチャーミングなんだ!!そして50を過ぎてもなお、圧倒的なパワーで迫るルーシー・リュー!年齢なんて関係ない!どんな壁も乗り越えて、⽣き抜くパワーと優しさに包まれたとてもキュートな映画だった。

■YOU(タレント)
前⽥裕⼆さんがおっしゃるところの「愛と戦闘⼒」は
ビジネスにだけ当てはまるものではありません。
テキサスの主婦が 戦闘⼒によって ⾃責の念の壁をぶち壊し
愛によって ⾃責の念を回収するように 周囲に配ります。
⾏動は愛を呼び愛は⾏動を余儀なくさせる。
そんな愛に区別も差別もあるものか。ファタスティック!
(前⽥さんのお⾔葉を勝⼿に引⽤させていただいております。すいません)

■オカモトコウキ(OKAMOTOʻS)
⾃分でも知らないうちに、⾃ら「こうするべき」と
決め込んでしまっていることがあると思います。
しかし、そんな凝り固まった考え⽅でさえも乗り越え、変えることが
できるんだという勇気を今作からもらいました。
その気持ちこそ、今の時代に⼀番必要なことだと思います。

■宇垣美⾥(フリーアナウンサー)
その⼈のあるがままを受け⼊れることは、⼈と付き合う上で当たり前の姿勢のはずなのに、どうしてこんなにも難しいんだろう。ついつい期待してしまう、近しい存在ならなおのこと。
必要なのはちょっぴりの勇気と、相⼿への愛とリスペクト。そうすればきっと世界も変わる。

ステージ・マザー
2021年2月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
配給:リージェンツ
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