橋本聖子氏が組織委新会長の就任要請を受諾 理事会を経て正式決定へ

橋本聖子氏    

東京五輪・パラリンピック組織委員会は18日、女性蔑視発言で会長を辞任した森喜朗氏(83)の後任を選定する検討委員会を受けて都内で理事会を開いた。

冒頭あいさつを行った会長代行の遠藤利明副会長(71)は、森氏について「発言内容は遺憾」としながらも「大会を5か月後に控え、(辞任は)言い尽くせないほどの痛手。これまでの粉骨砕身の働きに感謝と敬意を表したい」と語った。

また、御手洗冨士夫名誉会長(85)を座長にした検討委員会にも言及し、これまでのプロセスに「透明性を確保してくれた。御手洗名誉会長や委員に心から感謝したい」と感想を述べた。この日の第3回検討委は約1時間で終了。新会長については17日に就任要請された橋本聖子五輪相(56)が受諾したとみられる。

遠藤副会長は大会に向けて「安心安全を第一に、多くの方から理解を得て開催するためにワンチームになることが大事。国、都、スポーツ界、経済界、組織委員会で盛り上げていきたい」と話した。

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