本村健太郎氏 橋本新会長の“キス強要過去”に「問題がある」「海外から非難を受ける可能性」

本村健太郎弁護士

本村健太郎弁護士(54)が18日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にリモート出演し、森喜朗氏(83)の後任として東京五輪・パラリンピック組織委員会会長に選出された橋本聖子氏(56)の“懸念点”を挙げた。

出演は橋本氏が正式に選出される直前だったが、就任が濃厚な流れに本村氏は「まさにぴったりの人選という感じがしますよね」と感想を述べた。

だが続けて「僕が弁護士という立場で言わせてもらうと、橋本さんで問題があるな、気になるなというのはやはり、2014年のソチオリンピックのときのセクハラ問題です」とコメント。「週刊文春」で報じられた、ソチ五輪の閉会式後、橋本氏がフィギュアスケート高橋大輔へキスを強要したスキャンダルについて言及した。

本村氏は「被害者の高橋大輔選手が自ら『自分はセクハラだと思っていない』という風に大人の対応をされて、火消しが済んだような形になってます。けども、日本ではとかく男性が加害者、女性が被害者がセクハラであって、その逆は『逆セクハラ』といって少し軽くみられるようなところがあります。しかし海外ではそうではありません」と指摘。

その上で「森会長の女性蔑視発言も当初国内では大した問題ではないと思われていたのが、海外からの猛批判に耐えられなくて辞任に至ったわけですよね。橋本さんのセクハラ問題についても日本国内の『あれくらい大したことない』という感覚でいると、海外から非難を受ける可能性もありうると僕は思ってます」と危惧した。

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