ウーバーイーツ 長崎・佐世保で宅配開始 知名度と宣伝効果にも期待

ウーバーイーツの配達員に弁当を渡す店員=長崎市岩川町の和味とく永

 米国発の食事宅配「ウーバーイーツ」が18日、長崎、佐世保両市でサービスを開始した。約120店(長崎80店以上、佐世保35店以上)が登録している。
 長崎市岩川町の日本料理店「とく永」はそれまでテークアウトには対応してきたが、デリバリーをする人手がなかった。店主の徳永貴司さん(55)は「客足がいつ戻るか分からず、なんとかしたかった」と話し、ウーバーの知名度と宣伝効果にも期待した。
 午後7時ごろ、配達員登録した男性(25)が自転車で到着。注文されたウナギ弁当を受け取り、保温保冷バッグに入れた。男性は福岡在住で「旅行がてら」に来たが、スマートフォンの地図アプリを使い既に9軒回っていた。
 同社によると、利用客はクレジットカードまたはスマホ決済で支払う。配達員が平均30分以内に届けられるよう比較的平たんな土地に配達エリアを設定。エリア拡大については「具体的な計画はないが、自社のミッション『シンプルで豊かな食生活を、いつでも、誰にでも』の実現に努める」としている。


© 株式会社長崎新聞社