ブルージェイズ 今季はフロリダ州ダニーデンでシーズン開幕へ

日本時間2月19日、ブルージェイズはフロリダ州ダニーデンのTDボールパークを本拠地として2021年シーズンの開幕を迎える予定であることを発表した。できるだけ早い段階で本拠地トロントのロジャース・センターへ戻りたいと考えているブルージェイズだが、新型コロナウイルスの感染状況が思うように改善されておらず、国境をまたぐカナダでの公式戦開催は困難であると判断。夏場にはトロントへ戻ることを望んでいるが、まずはキャンプ地のフロリダで開幕を迎えることになった。

TDボールパークでは過去数年のあいだに大規模なリノベーションが行われ、フィールドとダグアウトはメジャーリーグの公式戦を開催する基準を満たしている。ただし、2020年シーズンの本拠地として使用したニューヨーク州バッファローのセーレン・フィールドと同様に照明が問題となっており、ブルージェイズは現在、ビジターチームのためのスペース確保に加えて、4つのライトタワーを追加することを検討している。

また、ブルージェイズはスプリング・トレーニングの試合について、収容率の15%をファンに販売している。レギュラーシーズンの試合に関する発表はまだ行われていないが、これが基本的な枠組みになるとみられる。収容率を15%に制限することで、観客同士が適切な距離を保つことができ、安全に観戦できる環境を維持できるとのことだ。

シーズンが進んでもトロントでの公式戦開催が許可されない場合、ブルージェイズは暑いフロリダを離れて、昨季同様にバッファローで公式戦を開催する可能性もある。マーク・シャパイロ球団社長は「ダニーデン、バッファロー、トロントの複数の組み合わせを検討している」と話しており、臨機応変に対応していくことになりそうだ。

ブルージェイズは少なくとも5月2日まではダニーデンを本拠地とすることを発表している。よって、4月8~11日のエンゼルス4連戦、4月12~14日のヤンキース3連戦、4月27~28日のナショナルズ2連戦、4月30~5月2日のブレーブス3連戦の少なくとも12試合がTDボールパークで開催される。

© MLB Advanced Media, LP.