NHK党・立花党首が予告 4月政見放送でNHK集金人“恫喝取り立て動画”投下

衝撃予告した立花氏

「NHK受信料を支払わない方法を教える党」(NHK党)は19日、参院長野補選、参院広島再選挙(ともに4月25日投開票)に擁立する立候補予定者の会見を行った。同選の政見放送で、立花孝志党首(53)はお茶の間が震え上がる映像になると予告した。

立候補するのは、長野補選の神谷幸太郎氏(44)と広島再選挙の山本貴平氏(46)。ともに同党のコールセンターに勤務している。立花氏は2つの選挙を当選目的ではなく、党のPRと割り切っている。

国政政党である同党は政見放送で、動画の持ち込みができる。昨年の衆院静岡4区補選の政見放送では、ラップバトル風やドラマ仕立ての動画でNHK集金人問題に焦点を当てたが、参院補選と再選挙ではNHK集金人の〝恫喝集金現場〟の映像を使用するという。

2019年に山口県内の男性宅にNHKが集金業務を委託する集金会社の代表が訪れた際の動画で、たしかにその内容は衝撃的だ。

「不法侵入だ」と抗議する男性に対し、集金人は「カネを払え、撮影するな」と迫り、男性が警察に通報するも集金人は動じる様子はなく、小競り合いとなった様子が収められている。ユーチューブでは関連動画を合わせて、100万回以上の再生数となっている。

この集金人の行為について、立花氏は弁護士法違反、不退去罪に当たるとしており、現在係争中だ。

「NHKの犯罪行為をNHKの政見放送で乗せたい。集金員の怖さを知らない人も知ることができるし、みんな驚くんじゃないか」と立花氏は集金人の実態を改めて、世に問いたい構え。NHKはまたまた頭を抱えることになりそうだ。

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