選管幹部を停職処分 相模原市議選白票改ざん

 昨年4月の相模原市議選南区選挙区で白票数が改ざんされた事件で、相模原市は19日、同区選挙管理委員会の元事務局長(60)を停職6カ月相当、元次長(57)を停職1カ月の懲戒処分とした。昨年12月に病死した元副主幹=当時(53)=の処分は見送った。元事務局長は定年退職するため、実際の処分は3月末までとなる。

 また、この事件に絡み、市選管は19日、市選管事務局長(59)と事務局次長(57)の2人を戒告処分とした。

 市によると、元事務局長と元次長は、開票作業で投票者総数よりも投票総数が6票多かったため、つじつまを合わせようと、白票を8票少なくし、有権者の持ち帰り票を2票多くして投票集計を改ざんした。

 横浜簡裁は3日、公職選挙法違反(投票増減)の罪で同日略式起訴された元事務局長に罰金30万円、元次長に罰金20万円の略式命令を出した。一方、元副主幹は容疑者死亡で不起訴処分となっていた

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