爆笑・田中裕二 サンジャポ前倒し復帰のウラに2大要因

田中(左)と太田はタイタンライブをライフワークにしている

休養中だったお笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(56)が21日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」(TBS系、9時54分時~)生放送で復帰することが分かった。さらにはその後のMCを務めるラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ、13時~17時)にも復帰。生放送2連発で完全復活をアピールする。

田中は1月20日未明に頭痛を訴え、緊急搬送。「前大脳動脈解離によるくも膜下出血、脳梗塞」と診断されたが、幸いにも軽微な症状だった。26日に最終的な検査を終え、27日に退院。その後は大事を取って休養していた。

当初、田中の復帰は2月27日に行われる事務所主催のお笑いライブ「タイタンライブ」が予定されていた。それが1週間前倒しで復帰となったのは、症状が思ったより軽かったことに加えて、「田中が仕事を休むことに慣れていない」という理由があった。

爆笑問題は働くのが大好きなコンビ。太田光代社長は「(太田プロを独立して仕事が全部なくなり)不遇の時代があったので、とにかく休みたがらない。特に太田が」と18日に出演したFMラジオ番組「Skyrocket Company」(TOKYO FM)で明かしていた。

「休むことに身体が慣れていないみたいですね」と苦笑い。

それだけでない。もう1つは「漫才愛」だ。爆笑は大忙しの売れっ子になったいまでも、2か月に1回、漫才の新ネタを披露することを続けている。2月27日のタイタンライブへの復帰は決まっているが、爆笑が漫才を披露するかどうかは現状は未定という状況。ネタ見せ終了後のアフタートークだけになる可能性もあるという。

「お客さんの前で完璧な漫才を見せたい」という思いも強いだけに「サンジャポ」と「日曜サンデー」という長年レギュラーを務めて、仕事のリズムができている場所での早期復帰を選んだようだ。

もちろん、体調管理が大切なので、すぐに休養前のような仕事量には戻さず、全体の仕事量はコントロールするという。田中の第一声に注目だ。

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