【東京さんぽ】浅草寺にスカイツリー!お江戸の下町情緒を感じながら絶景を楽しむ“浅草さんぽ”

予算はひとり5,000円。1日その街を楽しみ尽くす「東京さんぽ」。今回は「浅草」にやってきました。普段なら海外からの観光客でごった返す浅草ですが、このご時世、人も多くなく、下町情緒を感じながら、のんびりした“浅草さんぽ”が楽しめます。

14:00 浅草一の絶景スポットは駅ビルの最上階にある「浅草ハレテラス」(無料)

“浅草さんぽ”のスタートは、東武鉄道の浅草駅と一体になった「松屋浅草」から。急いで仲見世などを目指してはいけませんっ!松屋浅草の上階は「EKIMISE(エキミセ)」という施設になっていて屋上には「浅草ハレテラス」という隠れた絶景スポットがあるのです。

8階の屋上からは、青空にグイッとそびえる東京スカイツリーの姿が。右手には金色に輝く筋斗雲のようなオブジェが特徴的なアサヒビールのビルも望めます。何にも遮られることのない抜け感のある眺望は、特等席ともいえる浅草一のビュースポット!

屋上にはベンチなども配されているので、まずは、この眺めを楽しんでから浅草散策に出かけましょう。

EKIMISE(エキミセ)

住所:東京都台東区花川戸1-4‐1

営業時間:浅草ハレテラス10:00~20:00(ショップは10:00~20:00、レストランは11:00~22:00、店舗により異なる)

定休日:なし

URL:https://ekimise.jp/

14:30 仲見世を中心に浅草寺まで続く街並みを見下ろす「展望テラス」(無料)

雷門を抜けて仲見世をそぞろ歩きたいところですが、その雷門前にある「浅草文化観光センター」も見逃せません。浅草はもちろんのこと、東京都や台東区の各種観光パンフレットが勢ぞろい!街歩き情報を仕入れるには打ってつけなのです。

お目当てはというと・・・実はココにも「展望テラス」があるんです!8階の展望テラスからは、雷門を眼下に、浅草寺まで続く仲見世の様子が手に取るよう。下町情緒ある街並みを望むならココがベストビュー。浅草寺の左側には五重塔も。

右手を見れば、東京スカイツリーだってこのとおり!無料で利用することができ、ベンチなども配されているので、歩き疲れたときのひと休みスポットにも使えそう。

浅草文化観光センター

住所:東京都台東区雷門2-18−9

営業時間:9:00~20:00

定休日:なし

URL:https://www.city.taito.lg.jp/bunka_kanko/kankoinfo/info/oyakudachi/kankocenter/a-tic-gaiyo.html

15:00 浅草で愛され続ける“うますぎて申し訳ない”洋食屋さん(1,700円)

少し遅めのランチは、下町の洋食屋さんとして知られる「ヨシカミ」へ。昭和26年(1951年)創業の老舗で、建物も昭和35年(1960年)に建て替えられたままという味のある佇まい。店頭には“うますぎて申し訳ないス!”という挑戦的なキャッチコピーも。

実はこのキャッチコピー、“そこまで言うなら満足できる料理を提供する”という料理人への戒めが込められているのだとか。真っ白なコック帽をかぶった料理人がオープンキッチンで手際よく作る洋食の数々は、どれも素材や手作りにこだわったものばかり。ビーフシチュー2,600円(税込)やロースカツレツ1,350円(税込)、プレインオムレツ1,200円(税込)などと、どれにしようか迷いそうなレパートリー。

ハンバーグステーキ1,350円(税込)は、フライパンで焼き上げられるふんわりした食感が絶妙。肉々しさを感じる味わいで、中からあふれ出す肉汁と3日間かけて作られるデミグラスソースがさらなる奥行きを与える一品。焼きたてのロールパン350円(税込)もいただき、おなかも大満足!

ヨシカミ

住所:東京都台東区浅草1-41-4

営業時間:11:30~22:00

定休日:木

URL:http://www.yoshikami.co.jp/index.html

16:00 寄席・手形・金魚すくいで下町情緒を楽しむ(300円)

浅草六区界隈をぶらりぶらり!色とりどりののぼりがはためくのは「浅草演芸ホール」。

なんとも下町らしい風景で、落語のほか漫才やマジックなども楽しめるのだとか。

浅草で外せないスポットして人気なのは浅草公会堂の前の「スターの広場」。大衆芸能の振興に貢献した芸能人の功績を称え、原寸大の手形とサインがプレートではめ込まれています。

その数は数百名以上!こちらは渡哲也さんのもの。お目当てのスターの手形を探してみては。

国内唯一!?ともいえる金魚すくい専門店だってあります!縁日でしか挑戦できない金魚すくいも「浅草きんぎょ」ではいつでも楽しめますよ。ポイ2枚で300円(税込)という料金も魅力的。

17:00 お江戸の風情を感じる夕暮れときの浅草寺(100円)

陽もだんだん傾きはじめ、オレンジに輝くアサヒビールのビルと東京スカイツリーが美しいこと。

雷門もライトアップされ、昼間とは異なるお江戸の情緒を感じながら仲見世へ。

写真だと夜のように思えるかもしれませんが、これで17時ころ。暗闇になる前の薄紫色を残した空の中での散策は、店の灯りと相まって、なんともいえない心地よさ。

行燈が灯った伝法院通りもこのとおり。和雑貨や土産物屋などをのぞきながら、そぞろ歩くにはもってこい。ここは京都?と思えるほど、しっとりした風情に包まれます。

朱色が一段と増したかのような宝蔵門と、高さ約50mの五重塔もライトアップ。

宝蔵門の裏手には、高さ4.5m、幅1.5m。重さ500kgもある大わらじも。わらじは仁王様の力を表し、「こんなに大きなわらじを履く者が寺を守っているのか」と、魔が去っていくんだとか。

おみくじで運勢を占うことも。

聖観世音菩薩を祀る威風堂々とした本堂でお参りをして、下町情緒漂う浅草の夜は更けていきます。

浅草寺

住所:東京都台東区浅草2-3-1

拝観自由(諸堂は6:00~17:00、10月~3月は6:30~17:00)

URL:https://www.senso-ji.jp/

東京さんぽ「浅草」の収支報告!

EKIMISE「浅草ハレテラス」/無料

浅草文化観光センター「展望テラス」/無料

ヨシカミ/ハンバーグステーキ・ロールパン1,700円

浅草きんぎょ/金魚すくい300円

浅草寺/おみくじ100円

合計/2,100円(税込)

※2021年2月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります

[All Photos by (C)tawawa]

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