ひるなま『末期ガンでも元気です38歳エロ漫画家、大腸ガンになる』

未知の不安を和らげてくれる体験談

「日本人の2人に1人がガンになる」と言われている現在。それだけ身近な病気でありながら、もし自分が罹ってしまったらと思うとやはり恐怖や不安を感じます。特にこのコロナ禍で若くして末期ガンと診断された時の恐怖は計り知れないものがあったのではないでしょうか。ガンに限らずその時にならないとわからないことが多いのが病気というもので、知らないからこその恐怖で過剰に怯えてしまいます。

この作品を通し、日本の医療現場のみなさんの努力の凄さ、そして、仮に末期と診断されても抗うすべがあることがあることを知ることができて、少し霞が晴れていったように感じます。幸いにもひるなまさんは治療の結果も良好。完治というものが無い中ですが、治療を続けられながら前向きに生活されているとのこと、1日でも長く今の状況が、願わくばさらに好転されて活躍いただければと思います。

私たちもちゃんと健康診断を受けて体に気を付けないといけませんね。(LOFT/PLUS ONE:柏木聡)

© 有限会社ルーフトップ