俳優・柄本佑(34)、奥田瑛二(70)、宇崎竜童(74)らが20日、都内で映画「痛くない死に方」の初日舞台あいさつに登壇した。
同作は、長尾和宏氏のベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を高橋伴明監督が映画化。
柄本は仕事に追われ、家庭崩壊の危機に陥った主人公の在宅医を演じた。柄本は「外も晴れていて、見事な初日日和。主役という立場で出させていただき、自分としては幸せな1本」とあいさつした。
続けて壇上で隣に並んだ奥田、宇崎を見ると「すごい方々の間にいるなぁと」と感慨深げに語った。
柄本は2012年に女優の安藤サクラと結婚。安藤の父親は奥田で、同作は〝家族共演〟となる。奥田は、劇中で柄本演じる在宅医の先輩役として出演した。
壇上で奥田は「隣にいるのが、義理の息子。そして盟友の監督で、本当に一生懸命やらざるを得ない。だから一生懸命やった」「主演に柄本佑。もし俺が下手なことをしたら、ナメられるかなと。それを克服するため、本当に本を読んだ。そしたらNG連発だった(笑い)」と撮影を振り返った。
宇崎は末期がんの患者を演じた。
宇崎は「ガンだけど元気な役。元気にやっていたら、手の動きがロックンロールだと言われた(笑い)。元気すぎるなぁと思ったら、アイツはダメだなぁと思ってください(笑い)」と観客を笑わせた。