【競泳】瀬戸が400個人メドレーで大差の3位 後半失速に「泳ぎ込みが足りていない」

競泳の東京都オープン初日(20日、東京・辰巳国際水泳場)、男子400メートル個人メドレー決勝は東京五輪代表の瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が4分20秒41の3位に終わった。

前半200メートルをトップで折り返した瀬戸だったが、そこから徐々にペースダウン。最後は1位と7秒以上の差が開いた。レース後は「前半から積極的に行ったつもりだったが、体が動いておらず175(メートル)で体がピタッと止まってしまったレースだった。背泳ぎ、平泳ぎ、自由形とほぼ全種目でまだまだ課題がある」と振り返った。

19日まで合宿に参加しており、かなり疲労が蓄積していた様子。だが、言い訳することなく「勝ちたかった。負けたことは残念だし、今日泳いでみて、レースをするバリエーションがあまりないなとも感じた」と反省を口にした。

「泳ぎ込みが足りていない」と課題を挙げる瀬戸は「今までは疲れでキレがなければ後半勝負で勝ちにこだわることもあったが、今回は持ち味の前半から積極的に行こうと。その中で平泳ぎ、自由形を耐えようと思ったけど、耐えられなかったので現状を受け止めたい」と語った。

21日は2種目にエントリーしていたが、200メートルバタフライに絞って出場する。瀬戸は「まだバタフライの(五輪)代表権が勝ち取れていないので、いいタイムを出したいし、ライバルともいいレースをしたいので」と意図を説明。

一方、出場予定だった200メートル個人メドレーは19日に泳いで1分58秒9をマークしたという。

「分散して3日間にしたけど、(400メートル個人メドレーのタイムが)こんなんじゃ話にならない」と瀬戸。本来の実力を取り戻すにはまだ時間がかかりそうだ。

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