HKT48のオンライン演劇が始動 「これを現役アイドルが作っているなんて…」と称賛の声

ミュン密は「水色アルタイル」の公演を行った

企画・プロデュース・脚本・演出・出演など全てをHKT48メンバーが担うオンライン演劇プロジェクト「HKT48、劇団はじめます。」(以下、劇はじ)が20日、初日を迎えた。

オンライン演劇の雄と言われる「劇団ノーミーツ」がサポート。メンバーは劇団「ミュン密」と「ごりらぐみ」に分かれ、旗揚げ公演を開催。初回は両公演で累計視聴者数800人を超え、SNSでは「真っ直ぐ過ぎて涙が止まらない」「これを現役アイドルが作っているなんて…」など感動の声が寄せらせた。

ミュン密の旗揚げ公演「水色アルタイル」では、コロナ禍の最後の文化祭に向けて自分たちの夢を追う姿を描いた。

公演後には反省会も行われ、演出を担当した田島芽瑠とプロデューサーの坂口理子、馬場彩華が登場。田島は「アングルの向きや役者に指示をした細かい部分が、コメント欄で気づいてもらえてうれしかった」と話すと、馬場は「みんな本当に頑張っていたことに、たくさんの方に気づけてもらえてうれしい」と涙ながらに告白。坂口は「作品でも絆が生まれたけど、裏でも絆が生まれた。本当に画面に写っている素材を一から作ったので、何回も見てほしい」と呼びかけた。

ごりらぐみの旗揚げ公演「不本意アンロック」は、オンライン社会の発展によって生まれた社会のひずみを描いた作品。

公演後、演出を担当した下野由貴は「稽古以上のものをみんながしてくれてめちゃくちゃ感動した。届けたいものが届けられたのでは」と充実した表情を見せた。

反省会にはプロデューサーの武田智加、地頭江音々が登場。武田は「最後に一気に仕上がって、ついに幕が開いてめちゃくちゃ緊張した。やっとお届けできてうれしい」と感激した様子だった。

なお、公演は21、23、27、28日も上演される。

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