火星探査車の着陸成功を祝し、ヤングブラッドがデヴィッド・ボウイ「Life on Mars?」のカバーを披露

Photo: Ian Gavan/Getty Images for MTV

英国新世代ロッカー、ヤングブラッド(YUNGBLUD)によるデヴィッド・ボウイの「Life on Mars?」のカバーが、NASAによる探査車「パーシビアランス」の火星着陸プロジェクト生配信のエンディングにて披露された。この探査車は、地球に戻るためのサンプルを収集し、火星にて生命の痕跡を探す任務に就いている。

ヤングブラッドは、BBCの番組「The One Show」で着陸のサウンドトラックに選ばれたことについてこう語った。

「23歳のマネージャーから電話がかかってきたんです。彼はL.A.にいるから時差でこっちは遅い時間だったし、ビールを何杯か飲んでいたから真夜中だったかな、だから俺はもう宇宙にいたともいえる」

「マネージャーは『NASAから電話があったんだけど』っていうから、俺は『わかった、クールだ。宇宙飛行士になるために俺を置いていくの?』と。そうしたら彼はこう言ったんです『なんでだよ!お前のことだよ!もし火星探査車が着陸に成功したら、お前のデヴィッド・ボウイのカバーを一緒に流すんだって』って。俺はただ『え、いいや』と思ったんですよ。だって完全に頭がおかしくなっているやつの話にしか聞こえないでしょ」

NASAは、ミッションに伴うリスクなどについての洞察を共有し、火星探査車の旅をライブストリームで共有。そして着陸に成功した後、映像の最後にはヤングブラッドによるボウイの名曲「Life on Mars?」を演奏した様子が映し出された(下記からご覧になれます)。

<演奏動画:Watch NASA’s Perseverance Rover Land on Mars!

ヤングブラッドは昨年12月にセカンド・アルバム『weird!』をリリースし、自身初の全英アルバムチャート1位を獲得した。同アルバムからは「strawberry lipstick」「cotton candy」「god save me, but don’t drown me out」、マシンガン・ケリーとトラヴィス・バーカーをフィーチャーした「acting like that」などの先行シングルをリリースしていた。

また昨年10月には、今世界で起きていることについて若者と一対一の会話をするポッドキャスト「The Yungblud Podcast」を立ち上げている。

Written By Jeff Terich

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