デーブ・スペクター氏 東京五輪新体制にも冷ややか「『自民党オリンピック』になっている」

デーブ・スペクター氏

テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が21日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。東京五輪・パラリンピック開催に向けた一連の騒動に自身の見解を語った。

18日、女性蔑視発言で辞任した森喜朗氏(83)の後任に、橋本聖子元五輪相(56)が東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に就任。橋本氏の抜けた五輪担当大臣には、自民党の丸川珠代参院議員(50)が務める。

番組では、東京都の小池百合子知事(68)を含め政府、組織員会ら五輪運営が“女性3TOP体制”となったことを報じた、

デーブ氏は「もちろん適任だったし経験豊富で良いのですが、これは予想が付く人選だった」と述べた上で「もはや東京オリンピックではなく、『自民党オリンピック』になっている」と指摘。

続けて「一つには委員会やJOCが東京にあり、何もかもが東京なんですね。なのに小池さんは弾き出されている」とコメント。「今の日本はこういう話題ばっかりでドタバタしている。肝心のアスリートの話は?」と“アスリートファースト”が欠落しているとツッコんだ。

「普通だったら、開催しようよって動きがあってもいいのに、盛り上がりがない。こればっかりでみな、シラけてしまっている。ただでさえオリンピックの必然性が疑われてますからね」とコメントした。

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