燕ドラ1木澤、バットへし折った 楽天相手に最速151キロ、2回無失点デビュー

2番手で実戦初登板したヤクルト・木澤尚文【写真:宮脇広久】

3回から登板し、2イニングを1安打1奪三振2四球で無失点

ヤクルトのドラフト1位ルーキー、木澤尚文投手(慶大)が21日、楽天との練習試合(沖縄・浦添)で実戦初登板。3回から登場し、最速151キロを計測した速球を軸に2イニングを1安打1奪三振2四球無失点に抑えた。

「よいしょ!」。雄叫びを上げながら投じた、3回先頭の下妻への2球目のストレートは150キロを計測。バットが鈍い音を立て、打球は一塁側のファウルグラウンドへ飛び、下妻はバットの交換にベンチへ走った。最後は143キロで空振り三振に仕留めた。

続く辰己には、カウント1-0からこの日最速の151キロにタイミングを合わされ、中堅右へ二塁打を浴び、小深田にも四球。一死一、二塁のピンチを背負ったが、鈴木大を一直併殺に仕留めた。

4回にも、1死から銀次を四球で歩かせたが、田中和を二ゴロ併殺に。再びゲッツーで得点を許さなかった。木澤は最速155キロを誇り、カットボール、スプリットなども操る右のパワーピッチャー。堂々の実戦デビューとなった。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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