都城複合施設が起工 来年4月に開業予定

 都城市の中心市街地に建設される民間複合施設の起工式は22日、現地であった。運営主体の「センター・シティ」(社長・安田耕一都城商工会議所会頭)や市関係者ら約40人が出席し、工事の安全を祈った。
 建設地は中核施設「Mallmall(まるまる)」に隣接し、市が所有する旧都城大丸跡地の一角。鉄骨造り地上7階建てで、延べ床面積は約8561平方メートル。全93室のホテルを核とし、1階はスーパーマーケット、2階は商議所も入るオフィススペース、3階がレストランやホテルのフロントとなっている。総事業費は37億円。来年4月開業予定。
 施設を巡っては、地元宿泊業団体の反対があったほか、県内外のホテル運営会社との協議が不調に終わるなど二転三転。2019年12月の開業予定が大幅にずれ込み、同社は昨年9月、規模を縮小した新たな計画を発表した。
 起工式で安田社長=写真=は「都城大丸閉店から10年。多くの市民が期待しているこの計画をぜひ成功させたい」とあいさつした。

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