「釣車」=釣りに使う自動車は、釣り人にとっては釣具と並ぶ重要なアイテム。プロアングラーたちのカートランク活用術をお伝えする人気シリーズ『釣車王』第8回は、オカッパリからボートまでそのシチュエーションを問わずフィールドを駆ける、リボルテージの野獣・加木屋守さんのランクルプラドをご紹介。
過去の『釣車王』シリーズはこちらからチェック!
鮮やかなラッピングで身を包んだオシャレな釣車
釣りプラスをご覧の皆さま、チョリッス!
しばらくご無沙汰しておりました人気連載『釣車王』ですが、今回で8回目!
意外に意外、初登場の車種となるランドクルーザープラドがご登場!
陸艇幅広いスタイルで活躍し、将来はUSAも!?
若手アングラー筆頭株、加木屋守さんの釣車をご紹介しましょう!
「もはや、動く要塞。プラドとならいつでもどこまでも釣りに行けます」
意外や意外、実は本編初登場のランドクルーザープラド150系!
(番外編で弊社、狂犬ことイマムラの愛車ではご紹介されておりますがw)
イマムラの車と比較すれば、同系のプラドとは思えないほどのカスタムされた加木屋さんの車ですが、かつてはランドクルーザー100系にも乗っていたがプラドに変えた理由とは?
加木屋「僕はオカッパリはもちろん、バスボートを引っ張ってのボートフィッシングもするので、まずボートを引っ張れるパワーというのは最優先。そこにタックルを積むためのトランクの広さだったり、長距離走っても快適な運転ができるクルマとなると、必然的に選択肢はランクル系になってくるんですよね。
ただ、正直ランクルだとオカッパリでは狭い道を走ることもあるので、時に車体が大きいなと感じることもあって、プラドならそれが叶うんじゃないかなと思っていたタイミングで、GMGさんから『バスアングラーが快適な釣りをできるプラドを一緒に作らないか?』というお話をいただき、理想のプラドを一緒に作っていこうという話になったんです」
加木屋「やっぱり、ランクルって文句のつけようがないくらいスゴイ車なんですけど、一般的にいったら高級車じゃないですか? プラドも決して安いわけじゃないけど、ランクルに比べれば費用は全然抑えられますし、燃費もいいので、トータル的にコスパが良い。だからプラドをベースによりかっこよく、より荷物が積める理想の釣車にカスタムできれば、より多くの人に共感してもらえるのかなというのをテーマに、GMGさんとこれからいろいろカスタムしていこうと思ったんです」
移動要塞と化した、全国トレイル仕様のプラド!
ボディ
ボディは鮮やかなサムライブルーをベースに、リボルテージカラーのブラックチャートをあしらったラッピング。
フロント&リアのエアロはGMGオリジナル、ダブルエイト エクストリームモデル。バンパーの高さを下げずにボリュームを増すことで、オシャレかつあぜ道の多い釣り場でも気にすることなくガシガシ走れる仕様。
ホイールフェンダーも9ミリ厚さを増した、車検対応のオーバーフェンダーを装備。僅かな凹凸やリベットを撃ち込んだような加工で9ミリとは思えない厚みを演出。
車高も2インチリフトアップされ、プラドなのにランクル並みの車体に感じさせる。
マフラー&ホイール
マフラーを両サイドから2本ずつ横出しし、足回りの重厚感にプラスしてレーシングなデザインに。
加木屋「マフラーを横出しにすることで、ボートを引っ張った際に排ガスがやや逸れて排出されるんで、ボートが汚れにくいんです。あとはランチングの時も、ナローなスロープだと真っ先にマフラーが水没するんですが、横に配置されていることに加え、ボディに沿って上向きになっているんで、よほど浅い場所じゃないかぎり気にならなくなりましたね」
ラゲッジスペース
ラックには全国をトレイルするのに必要な予備のロッドが鎮座。
その他オカッパリで使用するバッグや使用頻度の高いルアーをボックスに入れて保管。
下段はボートフィッシングで持ち運ぶバッカンやその奥に鎮座するカラーボックスにその他アイテム、予備のルアーを保管。
まだまだ発展途上!? GMGカスタムのこれからに期待!
陸、艇問わず活躍する加木屋さんにとって、バスボートはまさに動く要塞。
まだまだカスタムされる予定だそうで、今後の動向に目が離せない!