【J1】浦和のFWレオナルドが山東へ完全移籍 チームは補強姿勢を継続

浦和の得点源だったFWレオナルド(中)

J1浦和は22日、ブラジル人FWレオナルド(23)が中国1部山東へ完全移籍すると発表した。

レオナルドはJ3鳥取、J2新潟を経て昨季から浦和でプレー。加入1年目でリーグ28試合に出場し、チームトップの11ゴールをマークした。ブラジル人FWを巡っては今オフに中国移籍が浮上したが、得点源を手放したくないチームが慰留に努めていたが、引き止められなかった。

本人はチームを通じて「チームの目標を達成することができずに、浦和を去ることになったことを悲しく感じています。しかし同時に、みんなに歓迎され、愛され、サポートいただいたことを幸せに思っています。いつかこのチームに戻ってきて、浦和での物語の続きを再開できればと思います。『さようなら』ではなく、『またね!』でありますように」とコメントした。

また、西野努テクニカルダイレクターは「クラブとしては目標達成する上で重要な戦力であり、監督を含め本人とも話し合いましたが、本人の挑戦したい、という固い意志もあり、シーズン開幕直前ですが中国のクラブへ移籍することとなりました」と経緯を説明した。

その上で今後の補強については「焦点を絞り、的確な戦力を迎え入れるために情報収集を行っております。チームの目標達成に向け、4月2日までの移籍ウインドーと夏の移籍ウインドーで色々な可能性を引き続き検証し、最善を尽くしていきます」とした。

度重なる規律違反を犯したMF柏木陽介(33)も移籍先決定後に退団が決まっている。事情は全く異なるものの、開幕直前に主力クラスの相次ぐ退団は今季の戦いに影響を及ぼしそうだ。

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