りそな銀の投資商品、4月から横浜銀が販売も提携は限定的

横浜銀行

 横浜銀行(横浜市西区)が、りそな銀行(大阪市)の手掛ける投資商品を4月にも販売開始することが22日、分かった。横浜銀としては、りそな銀の持つ運用実績や販売ノウハウを活用し、顧客のニーズに応える考えだ。

 横浜銀が取り扱いを始めるのは、顧客がまとまった資産を預け、投資先の選定や配分を銀行側に一任する「ファンドラップ」と呼ばれる資産運用サービス。

 高齢化が進み、資産運用への関心が高まる中、横浜銀にとって、顧客の資産形成に役立つ商品選択の幅を広げると同時に、手数料収入の拡大を図る。また、大手銀行の一角として運用実績やノウハウのあるりそな銀からの商品提供により、商品開発のコストを削減するメリットもあるとみられる。両行は4月をめどに合意し、販売を始める予定。

 両行は、2019年に海外分野での協業を開始。横浜銀は千葉銀行(千葉市)などと包括的な業務提携を結んでいるが、今回のりそな銀との連携は、限定的なものにとどまりそうだ。

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