巨人・桑田コーチが初の打撃投手 石井コーチは丸にヤジ「差されているよ!」

特打で打撃投手を務めた桑田真澄投手チーフコーチ補佐

巨人の桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)が23日、巨人沖縄キャンプの居残り特打で、丸佳浩外野手(31)を相手に初の打撃投手を務めた。

特打の前半は右中間で軽快な守備を見せていた桑田コーチ。途中でベンチ前に戻るとキャッチボールを行い、マウンドに向かった。

打撃投手用の傾斜の上から丸に対し56球、右腕を振った。3本のサク越えが飛び出したが、現役時代を彷彿させるキレのあるボールを繰り出した。隣で投げていた石井野手総合コーチからは丸に対し「差されているよ!」とヤジが飛んだ。

桑田コーチはキャンプ中も投手陣への指導を終えた後、ランニング、ストレッチ、ブルペン投球と登板に向けた準備を行ってきた。21日には「明後日(23日)の残留(練習)かな。それかその先か。いつ言われてもいいように体を作ってる」と肩を回していたがついに実現。G野手陣にとってもレジェンド右腕のボールを打つことは、貴重な経験になりそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社