鳩山元首相 長男違法接待疑惑の菅首相に苦言「身内に甘い政官業の馴れ合い共助!」

“友愛”の精神で菅首相をメッタ斬りにした鳩山元首相

鳩山由紀夫(友紀夫)元首相(74)が23日、ツイッターを更新。元バンドマンのロン毛長男・正剛氏による総務官僚への違法過剰接待疑惑が取りざたされている菅義偉首相(72)を痛烈に批判した。

友愛を旗印に掲げる政界の“宇宙人”は「菅総理、李下に冠を正さずですよ」と切り出すと「総務大臣の力を利用して長男を関連の企業に入社させたと疑われています。また、JR東日本に昵懇なあなたは実弟の自己破産後、JR東日本の子会社の役員に入社させたとも疑われています」と“叩き上げ”の苦労人に噴出した数々の疑惑を指摘。

続けて「これは自助でも公助でもありませんね。身内に甘い政官業の馴れ合い共助でしょうか」と、菅首相の掲げる「自助・共助・公助」を真っ向から非難した。先月「最終的には生活保護がある」と放言した菅首相の考える“自助”とは、国民の血税で肥え太り、コネを駆使して自らの身内を助けるという意味なのだろう。

正剛氏は2006年、菅首相が総務大臣として初入閣した際、総務大臣秘書官を務めた。その後、放送事業会社に入社。同社幹部として、グループ会社の取締役を兼務していた。

「週刊文春」の報道をきっかけに、正剛氏が総務官僚13人に違法な接待を繰り返していたことが発覚したが、安倍政権の森友、加計学園問題の時と同様、全員が「記憶にない」と念仏のように繰り返し答弁し、またも問題をうやむやにしようとしている。

菅首相は息子だけでなく、自営の菓子店を倒産させた実弟・秀介氏(69)も助けている。秀介氏は51歳で自己破産した直後、JR東日本の子会社に幹部として入社した。菅首相は小此木彦三郎元通産相の秘書時代に、同社と“密接な関係”を築いている。

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