東京映画記者会(東京スポーツ新聞社など在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第63回ブルーリボン賞」の各賞が23日に決定。助演男優賞には俳優の成田凌(27)が輝いた。
成田は、映画「窮鼠はチーズの夢を見る」「糸」「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」の3作品で受賞。
「窮鼠はチーズの夢を見る」では、関ジャニ∞の大倉忠義とカップルを演じた。「同性愛だけどラブストーリーだと思ってやった。そうすれば同性愛をバカにしていると言われる筋合いはない。大倉君に恋をするという、すごく細かい描写を監督が切り取ってくれた」と振り返った。
役作りについては「ゲイの人がノンケの人と付き合って10年というカップルに話を聞いたり、新宿2丁目の知り合いのパーティーをやって参加したりした」と明かした。
撮影現場では、大倉の姿を目で追ってしまうことも。「無意識のうちに、相手役の行動をずっと見ちゃう。現場では、大倉くんのことをずっと考えていた」とポツリ。
男同士のラブシーンの撮影については「めちゃくちゃやりやすい。多少僕の前張りがはがれようが、気にしない。女性とのシーンって、きれいに隠さないといけないし一番神経を使う」としみじみ語った。