都内で新たに275人確認 都立公園では規制も

きょう都内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は275人でした。このところ減少傾向に鈍化も見られ、徹底した感染防止対策の継続が必要とされる中、混雑緩和のための規制も始まりました。都内の感染者は275人累計は11万人を越え、11万187人となっています。都内の感染者数は緊急事態宣言の発令後、減少してきましたが最近は減り方が鈍っていて、1日の死亡者数の発表は2桁の日も目立っています。収束へ向け、今一度の感染拡大防止策の徹底が求められています。東京都はきょう、混雑を緩和し、人と人との接触を避けるため上野公園と葛西臨海公園の通路の一部を片側通行に規制しました。街の人は「全然いいことだと思いますね。コロナが落ち着くまでは工夫も必要だなと思います」と話していました。

また、都内の新規感染者数は減少幅が小さくなっていて、公園の利用を控えるよう呼び掛け、人出の抑制策を強めています。都の職員は「一方通行にすることで円滑に来園者に通行できるそうすることによって固まりのようなものがなくなると、そういう効果を狙っています。花見も今の状況を考えますと何らかの対応が必要かと思うが感染状況を検討しながら、対応考えたいと思います」と話しました。さらに都立公園では人出を抑制するため今週土曜日から駐車場の閉鎖やテニスコートなど運動施設の利用を中止するということです。

そして、関西での緊急事態宣言の終了前倒しも検討される中、東京都と、隣接する3県の知事がテレビ会議で今後の対策を話し合いました。知事らは1都3県では新たな感染者の減少ペースが鈍化しており、再び増加する恐れがあるとして、緊急事態宣言の期限である来月7日まで、連携して対策を徹底することを確認しました。小池知事は「さもないとまたあっという間に再拡大、リバウンドする。これから3月7日までまさに2週間が大事。必ず新規陽性者数を減少させていく。3月7日には宣言を終わらせるという強い決意をみんなで示していう必要がある。」と述べ、1都3県の知事は改めて外出自粛や基本的な感染防止策の徹底を呼び掛け続ける方針です。

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