新潟県が鳥インフルエンザウイルス検出に伴い緊急調査を実施、異常は確認されず

新潟県は、新潟市西区の佐潟で8日に回収した死亡野鳥1羽(マガモ)からの高原病性鳥インフルエンザウイルス(野鳥国内48例目)が検出されたことを受けて指定した「野鳥監視重点区区域」内にある渡り鳥の飛来地など10か所で、野鳥の生息状況調査、死亡野鳥調査などを16日から19日まで実施した。その結果、野鳥の大量死などの異常は確認されなかったと24日に発表した。

調査期間中の19日に死亡野鳥1羽を回収したが、簡易検査で陰性を確認したという(今後、国立環境研究所で遺伝子検査を実施する)。

なお野鳥緊急調査で確認された鳥類(新潟市周辺)は、検査優先種1で5種(コハクチョウ、オオハクチョウ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、カンムリカイツブリ)、検査優先種2で6種(マガモ、オナガガモ、トモエガモ、ホシハジロ、オオバン、ノスリ)、検査優先種3で10種(カルガモ、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、ミコアイサ、カワウ、アオサギ、セグロカモメ、トビ)だった。

(※)検査優占種=「野鳥における高原病性鳥インフルエンザにかかる対応技術マニュアル」において、感染して死亡しやすい種を中心に設定している

© にいがた経済新聞