ZEPPET STORE・中村雄一がLo-fi Hip Hopを奏でる新ソロプロジェクト始動!

hide(X JAPAN)に見出されメジャーデビューした、オルタナティヴ・ロックを基調とするZEPPET STOREや、マッドチェスターやシューゲイザーからの影響を色濃く反映させたLUCY’S DRIVEで活動する「中村雄一」が、Chill beats / Lo-fi Hip Hopを奏でる新たなソロプロジェクト「yn structure(ワイエヌ・ストラクチャー)」を始動させ、13曲入り1st album『The fringe of air(ザ・フリンジ・オブ・エアー)』をARTBOX通販サイト限定で発売決定。

YouTubeでは同アルバムより「rainy beach」のMVもアップされており、中村の新ソロプロジェクトを垣間見れることができる。

本作では、メランコリックなメロディ、チリチリとしたアナログ感、よれたドランク・ビートなどLo-fi Hip Hopを構成する音響要素がノスタルジックに紡がれていて、基本的にはヒップホップのビートを踏襲しているが、ジャズ作品などからのサンプリングは極力避け、上モノのピアノやギターは中村自身の演奏で構成されており、そのため随所に“中村らしさ”も滲み出ている。このシーンの定番である<Chillhop Music>や<ChilledCow>のYouTubeチャンネルで本作の楽曲が流れたとしても、まったく違和感を覚えないクオリティーで良質なBGMとしても機能している。

癒し、郷愁や哀愁、明日への活力などをテーマにしており、「聴いた人が自分と向き合える音楽を作りたかった」と中村自身も語っており、まさに今の時代と寄り添うためのサウンドトラックがここに誕生した。また、至極ノスタルジックな作風のため、ポスト・クラシカルやポスト・ロック、アンビエント、エレクトロニカなどのファンにも受け入れられる懐の深さも感じさせられる作品となっている。

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