【SNS特集F1オフシーズン編】新車リヤウイングの「HONDA」に見るレッドブル軍団の決意。フェルスタッペンの新ヘルメット

 2月15日のマクラーレンF1を皮切りに2021年のF1ニューマシン発表が始まった。19日には角田裕毅のF1デビューマシン、アルファタウリ・ホンダAT02がアンベイル。そして打倒メルセデスF1の最有力、レッドブルRB16Bもその姿を現した。今回は2021年F1ニューマシン発表の模様を中心に各チームのSNSをまとめた。

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昨年の配色を反転させたようなネイビー主体のカラーリングに変更されたアルファタウリ・ホンダAT02。これが角田裕毅の最初のF1マシンとなる。

意外と大きなあの人から、案外小さなあの人まで2021年シーズンを戦う全20人のF1ドライバーを背の順に並べてみました。いちばん小柄な角田裕毅は159㎝、最も長身のエステバン・オコンは186㎝で、その差はなんと27㎝。

日本F1の扉を開いたパイオニアの中嶋悟、2度のインディ500チャンピオン佐藤琢磨、ル・マン24時間で3連覇中の中嶋一貴、デイトナ24時間で2度の総合優勝、そしてWEC世界耐久選手権の王者、小林可夢偉。偉大な先人たちのバトンを引き継ぎ、角田の挑戦はここからはじまる。

リヤウイングに「HONDA」の文字が帰って来た。ホンダF1のラストイヤーを角田裕毅のドライブで輝かしいものにしてもらいたい。

そして、こちらのリヤウイングにも大きな「HONDA」のロゴ。これだけでレッドブル軍団4台とホンダF1の意気込みがひしひしと伝わってくる。

## ■レッドブルのペレス&フェルスタッペンが新ヘルメットを公開

2021年の先陣を切ってニューマシンを発表したのはマクラーレンF1。ルノーF1から加入のダニエル・リカルドとマクラーレンで3年目を迎えるランド・ノリスのコンビは、マクラーレン史上最高に陽気なラインナップと言っても過言ではない。

 今年はF1デビューから11シーズン目、すっかりベテランとなったリカルド。再びポディウムの頂点に返り咲くことができるか?

 アルファロメオF1はチームをサポートする石油会社PKNオーレンの地元ポーランドのワルシャワで発表会を行った。より洗練されたカラーリング。かっこいいマシンは速いという法則が当てはまるなら、今シーズンは期待ができそうだ。

「あなたの色に染まります」と言わんばかりに、昨年のBWTピンクからレッドブルカラーに一変したチェコ・ペレスのヘルメット。頭頂のメキシコ国旗がしっかりとアイデンティティを示している。

 こちらはマックス・フェルスタッペンの2021年バージョンヘルメットのペイント風景。ひとつひとつハンドメイドで、ペインターの職人技が感動的な動画。

## ■F1デビューから20年目を迎えたライコネン

ほとんどのドライバーが不本意のままシートを喪失し脱落していくF1界で、自分の意思で引退か現役続行かを決定できる稀有な存在のキミ・ライコネン。“生意気な若造”が20年の時を経て“円熟のイケオジ”になっても、まだまだ速さは健在。今季のアルファロメオC41がライコネンの能力に見合ったマシンであることを願う。

 今後のニューマシン発表のスケジュール。アルピーヌとメルセデスは3月2日。アストンマーティンは翌3日。ウイリアムズは5日と3月の第一週は楽しみな発表ラッシュ。フェラーリは2月26日にチーム体制の発表のみ先行で、ニューマシンが登場するのは3月10日。現時点でハースの発表日は未定となっている。

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