鷹の背番号18・武田が3回無失点「足りない安定感」を求める10年目

投ゴロをさばく武田翔太

ソフトバンク・武田翔太投手(27)が25日、球春みやざきベースボールゲームズ・ロッテ戦(アイビー)に先発して3回無失点の好投を見せた。

開幕ローテーション入りを目指す右腕は、得意のカーブでカウントを稼ぐなど安定した投球。相手バットをへし折るなど直球にも威力があり、打者の手元でわずかにスライドする「真っスラ」で空振り三振を奪うなど上々の内容だった。内野ゴロの山を築いた右腕は「全体的に良かった。力まないことを一番のテーマに投げたが、メリハリがついてる感じがあってカーブのコントロールも良かったので、これを続けていきたい」と充実の内容に表情は明るかった。

2015年に13勝、その翌年も14勝をマークした通算59勝右腕だが、昨季は右ひじ手術明けの影響もあって2勝にとどまるなど、17年以降は下降線をたどる成績に本人も強い危機感をにじませている。

「僕に足りないのは安定感。年間通して安定感を出していきたい」と節目のプロ10年目への思いは強い。千賀、東浜とともに鷹投の屋台骨を支えることが期待される背番号18が、逆襲のシーズンへ調整ペースを上げていく。

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