東国原氏「聖火リレー中止検討」の島根県知事について「橋下徹方式」と評価

東京五輪の「島根県内の聖火リレー中止を検討している」と17日に表明していた丸山達也島根県知事が25日、厚生労働省を訪問し、山本博司厚労副大臣に、新型コロナの対策の改善と強化などを求める要望書を手渡した。

丸山知事が聖火リレー中止検討を発表した後、同県選出の自民党・竹下亘元総務会長から「注意しようと思っている」と〝宣告〟されていたのは周知のとおり。

そんな丸山、竹下の両氏がこの日午後、面会した。ガチバトルか?と思われたが、そんなムードは皆無。互いに目を合わせて、丸山知事は今回の政府の措置は「的確だった」と評した。

同日放送のTBS系「ゴゴスマ」では、面会したことをニュースに取り上げた。コメンテーターを務める元宮崎県知事の東国原英夫氏は、丸山知事について「丸山さんの気持ちはよくわかる。このくらい声を上げないと島根はなかなか注目されない。きちんと対策してくれないと協力できない、という意味。つまり政府と東京を批判したかったんです」と解説。

また、こんな丸山知事の動きに対して「このやり方は『橋下徹方式』なんです。キャッチーなことを出しておいて、世間の耳目を集める」と、聖火リレー中止検討表明の裏側を推測した。

感染者が非常に少ない島根県が、一気に注目を集めたことは確かだ。

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