大相撲3月場所(3月14日、東京・両国国技館)に向けて大関貴景勝(24=常盤山)が25日、東京・板橋区の部屋で稽古を行った。しこやすり足、スクワットの後は若い衆に胸を出し、体の仕上がりについては「これから調整をしていかないといけない」と語った。
稽古で胸を出すのは「ちょくちょくやっていた。やらないと(左)足首の状態も上がってこないから」と明かす。初場所で痛めた足の状態が気になるところだが、大関は「一生懸命やっていくしかない」と話すにとどめた。
部屋が移転して1週間が経過した。新たな環境には「稽古場は広いし、土俵の外側の部分でも体が動かせるところはいい」と好感触。3月場所はカド番で迎えるが、貴景勝は「特にそういう意識はない。一生懸命頑張るだけですから」と平常心を貫くつもりだ。